教育費はいくら積み立てれば足りる?NISAで1,600万円を試算【2児パパのシミュレーション】
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「教育費のために毎月いくら積み立てればいいんだろう」
漠然とした不安はあるけど、具体的な数字がわからない。そんな方のために、我が家の実際の状況をもとにNISAでシミュレーションしてみました。
📖 この記事でわかること
- 子ども2人の教育費の目標額(1,600万円)の決め方
- 月3万円・月5万円で足りるかのシミュレーション結果
- 取り崩しまで含めた、現実的な備え方
なお、幼稚園〜大学まで教育費がいくらかかるかの全体像は教育費の総額まとめ記事にまとめています。先に読むとより理解しやすいと思います。
教育費の目安は家庭ごとに違いますが、本記事では「大学+一人暮らし」を想定したケースで試算しています。
まず目標金額を決める
我が家には4歳と8歳の子どもが2人います。教育費の目標として設定したのは子ども1人あたり約800万円(学費+一人暮らし費用4年分)、2人合計で1,600万円です。
| 内訳 | 1人分の目安 |
|---|---|
| 大学費用(私立文系・4年) | 約400万円 |
| 一人暮らし生活費(4年) | 約400万円 |
| 合計 | 約800万円 |
※自宅通学や国公立大学なら費用は大きく下がります。我が家は「最悪のケースで備えておく」方針で多めに見積もっています。
試算の前提条件
今回のシミュレーションは以下の条件で行っています。
- 現在の積立資産:212万円(元本160万円+含み益52万円 ※2026年5月時点)
- 運用:オルカン(全世界株式インデックス)想定年利5%
- 上の子(8歳):大学入学まであと約10年
- 下の子(4歳):大学入学まであと約14年
※年利5%は名目(インフレ調整前)の数字です。大学の学費や仕送りも年々じわじわ上がっていくため、実際には「運用リターン−教育費の上昇分」が実質的な伸びになります。今回は将来の値上がりも見込んで目標を多め(1人800万円)に設定していますが、より慎重に見るなら年4%程度で試算しておくと安全側で考えられます。
※NISAでの運用は元本保証ではありません。大学入学の時期に相場が下がっている可能性もあるため、使う時期が近づいたら現金の比率を高めるなどの調整も検討しましょう。
月3万円 vs 月5万円のシミュレーション結果
まず、積立を続けた場合の資産の伸びはこうなります。
| 月3万円 | 月5万円 | |
|---|---|---|
| 10年後(上の子大学時) | 約811万円 | 約1,122万円 |
| 14年後(下の子大学時) | 約1,148万円 | 約1,633万円 |
ここで大事なのは、1,600万円が14年後に一度に必要になるわけではないということです。上の子は10年後、下の子は14年後と大学入学が4年ずれるので、お金は「14年後に一括」ではなく、10年目から順番に取り崩していくイメージになります。
しかも教育費はNISAの中から取り崩すお金なので、毎月の積立を続けられるかどうかは家計しだいです。そこで「在学中に積立をどうするか」を変えて、2人とも大学を卒業した18年後に資産がいくら残るかを試算しました(いずれも月5万円スタート)。
| 大学在学中の積立 | 18年後の残高 |
|---|---|
| そのまま月5万円を継続 | 約+304万円 |
| 月3万円に減らして継続 | 約+69万円 |
| 上の子の卒業まで継続→以降は停止 | 約+39万円 |
| 上の子の入学時に完全に停止 | 約−285万円 |
ポイントは、年利5%で運用でき、在学中も積立をゼロにしなければ、月5万円プランは間に合うということです。取り崩しながらも運用を続ければ、2人分を払い終えてなお手元に残る計算になります。逆に「取り崩しが始まったから」と積立を完全にやめてしまうと、約285万円不足します。在学中で家計が苦しいときも、月2〜3万円でも続けておくと安全圏です。
なお月3万円ペースだと、積立を続けても卒業時点で約394万円不足する計算です。その分は奨学金・自宅通学・本人のアルバイトで補う前提になります。

我が家の判断
現在は月5万円のNISA積立を継続しています。全額オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)への積立で、特に銘柄を選ばずシンプルに運用しています。わが家がオルカン積立を選んだ理由は、NISAの始め方の記事で詳しくまとめています。
月5万円という金額は、まず固定費の見直しで捻出しました。削った固定費をそのまま積立に回すのが、いちばん続けやすい方法でした。
正直、月5万円がずっと続けられる保証はありません。ただ、試算してみることで「今のペースでいけば大丈夫」という安心感が生まれました。漠然と不安を抱えているより、数字で把握する方がずっと気持ちが楽になります。
月5万円が難しい場合の現実的な対処法
- 自宅通学なら生活費(約400万円分)が不要になる
- 国公立大学なら学費が私立の半分以下
- 奨学金の併用も現実的(給付型奨学金もある)
早く始めることが一番の武器
このシミュレーションで改めて実感したのは、積立額より始める時期の方が重要だということです。
例えば月3万円でも、子どもが0歳から始めれば18年間で運用できます。同じ月3万円でも5年後から始めると最終的な資産額は大きく変わります。「まだ早い」と思ったときが一番早いタイミングです。
あなたの家庭でも計算してみる
下の電卓に、現在の積立資産・毎月の積立額・お子さんの年齢などを入れると、わが家と同じ「取り崩し込み」のシミュレーションができます。年利や人数も変えられるので、ご家庭の条件で試してみてください。
🎓 教育費NISAシミュレーター(取り崩し込み)
今の積立状況とお子さんの年齢を入れると、大学卒業までに資産が足りるかを試算します。
| タイミング | 資産残高 |
|---|
※想定年利は名目(インフレ調整前)です。NISA・投資信託の運用は元本保証ではなく、相場により増減します。大学費用は「1人あたりの額 ÷ 4年」を在学中の各月に取り崩す前提で計算した目安です。実際の必要額・運用結果を保証するものではありません。
まとめ
教育費の積立に正解はありませんが、目標を数字で決めてシミュレーションするだけで行動に移しやすくなります。
我が家は月5万円・オルカン積立で1,600万円を目指しています。子どもの進路によっては必要額が変わりますが、多めに備えておいて損はないと考えています。
ただし、教育費は使う時期が決まっているお金です。相場に一喜一憂しすぎず、ゴールが近づいたら運用方針を見直すことも、頭の片隅に置いておきたいですね。
