自動車保険は対人・対物無制限だけ残した。2台で年5.6万円にした2児パパの考え方と一括見積り体験談
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結論から書きます。 わが家の自動車保険は、車2台で年間55,990円。以前は年間109,560円だったので、ほぼ半額です。
安くなった理由は2つです。
- 補償を「対人・対物無制限」中心に絞った(人身傷害と車両保険は付けない)
- 一括見積りでダイレクト型の三井ダイレクトに乗り換えた
「保険会社を変えただけで5万円安くなる」わけではありません。何を残して何を削ったか、削った分を何でカバーしているか。ここを正直に書かないと、読んだ人の役に立たないと思ったので、この記事では補償の中身と考え方から書きます。
📖 この記事でわかること
- わが家の自動車保険の中身(2台分・全部公開)
- 人身傷害と車両保険を付けない理由と、その受け皿
- 一括見積りで実際に来た電話・メールの話
見直し前:ディーラー経由で毎月9,000円
わが家は普通車(SUV・2017年式)と軽自動車(2016年式)の2台持ちです。
以前はディーラーで車を買ったときにそのまま入った、代理店型の保険(あいおいニッセイ同和)でした。月払で普通車が4,680円、軽自動車が4,450円。2台合わせて毎月9,130円、年間で109,560円です。
今見ると、軽自動車なのに普通車とほとんど同じ保険料を払っていたのが気になります。「軽だから安いはず」と思い込んで、中身を見ていませんでした。
「高いかも」とは思っていましたが、子どもが生まれてからは時間がなく、毎年そのまま更新していました。記憶では人身傷害も車両保険も付いていて、「フルセット」に近い契約だったと思います。
先に決めたのは「何を残して、何を削るか」
一括見積りをする前に、まず補償の中身を決めました。ここを決めずに見積りを取ると、各社バラバラの条件で比較することになって、結局どれが安いのかわからなくなります。
残したもの
| 補償 | 内容 | 残した理由 |
|---|---|---|
| 対人賠償 | 無制限 | 相手のケガ・死亡。1億円を超える賠償例もある |
| 対物賠償 | 無制限 | 相手の車・店舗・設備。高級車や店に突っ込んだら数千万円 |
| 対物超過修理費用特約 | あり | 相手の車の時価を超える修理費を補う |
| 他車運転特約 | あり | 借りた車を運転中の事故に対応 |
| ロードサービス | あり | レッカー・バッテリー上がり・ガス欠(ネット型は標準装備が多い) |
他人に与えた損害は、自分の貯金では絶対に払えない額になる可能性がある。だから対人・対物は無制限一択です。ここは削りません。
削ったもの
| 補償 | わが家の判断 | 理由 |
|---|---|---|
| 車両保険 | 付けない | 車齢9〜10年・走行10万km超。時価が下がっていて、保険料に見合わない |
| 人身傷害保険 | 付けない | 公的保障と生活防衛資金で受ける(次の章で説明) |
| 搭乗者傷害 | 付けない | 同上 |
| 弁護士費用特約 | 付けていない | もらい事故(自分の過失ゼロ)だと保険会社が示談交渉できないので、付ける価値はある。年数千円なので次の更新で検討中 |
人身傷害を付けない理由:公的保障を先に数えた
ここが一番質問されそうなところなので、丁寧に書きます。
人身傷害保険は「自分と同乗者のケガ」の補償です。相手がいる事故なら相手の保険から治療費が出ますが、自損事故(電柱・ガードレール・単独スリップ)や、相手が無保険のときは、自分の保険がないと自動車保険からは何も出ません。
じゃあなぜ付けないのか。FP3級の勉強で学んだ「民間保険は、公的保障で足りない分だけ買う」という考え方を当てはめました。
| 人身傷害が出してくれるもの | わが家の受け皿 |
|---|---|
| 治療費 | 健康保険の高額療養費制度(月の自己負担に上限あり。年収370〜770万円なら月8〜9万円程度) |
| 子どもの治療費 | 自治体の子ども医療費助成(わが家の地域は保険診療なら無料) |
| 働けない間の収入 | 健康保険の傷病手当金(給与の約3分の2・最長1年6ヶ月) |
| 通勤中の事故なら | 労災の通勤災害。治療費は全額、休業中は給与の約8割。健康保険より手厚い |
| 重い後遺障害が残ったら | 障害年金(障害基礎年金+障害厚生年金。子の加算もあり) |
| 当面の現金 | 生活防衛資金(生活費数ヶ月分を別口座に確保) |
会社員は、健康保険・労災・厚生年金という3つの制度に守られています。これを全部足すと、「治療費」「働けない間の収入」「重い後遺障害」のどれにも一応の受け皿がある。だから人身傷害の保険料を払うより、その分を生活防衛資金とNISAに回す、というのがわが家の判断です。
正直に書く:それでも残る穴
受け皿があると言っても、完全ではありません。
- 軽〜中程度の後遺障害(障害年金の対象にならない程度)の逸失利益は、自分で引き受けることになる
- 入院時の差額ベッド代や付き添い費用など、保険診療の外の費用は出ない
- 障害年金は認定まで時間がかかる(原則、初診日から1年6ヶ月後)
ここは「わかったうえで自分で持つリスク」です。貯金が少ない時期や、自損事故の可能性が高い使い方(長距離の運転が多いなど)なら、人身傷害を付けたほうがいいと思います。正解は家庭ごとに違うので、この表を自分の家に当てはめてみてください。
一括見積りの結果、三井ダイレクトに乗り換え
補償を決めてから、一括見積りサイトの「保険スクエアbang!」で見積りを取りました。10社ほどから見積りが届き、同じ条件で比べたところ、三井ダイレクトが総合的に一番安かったので、2台とも乗り換えました。
わが家の現在の契約(2026年1月末〜)
| 普通車(SUV) | 軽自動車 | |
|---|---|---|
| 対人/対物 | 無制限/無制限 | 無制限/無制限 |
| 人身傷害・車両保険 | なし | なし |
| 運転者の範囲 | 限定なし・26歳以上 | 本人限定・26歳以上 |
| 使用目的 | 日常・レジャー | 通勤 |
| 等級 | 13等級 | 14等級 |
| 割引 | ネット割・複数台割 | ネット割 |
| 年払保険料 | 31,350円 | 24,640円 |
合計 55,990円/年(月あたり約4,666円)。以前と比べるとこうなります。
| 以前(年換算) | 現在 | 差額 | |
|---|---|---|---|
| 普通車(SUV) | 56,160円 | 31,350円 | −24,810円(−44%) |
| 軽自動車 | 53,400円 | 24,640円 | −28,760円(−54%) |
| 合計 | 109,560円 | 55,990円 | −53,570円(−49%) |
年間で約53,000円、ほぼ半額になりました。軽自動車のほうが下げ幅が大きかったのは、もともとの保険料が普通車並みに高かったからです。
「5万円安くなった」の内訳について
正直に書くと、この約5.4万円のうち「保険会社を変えた分」と「人身傷害・車両保険を外した分」がそれぞれいくらかは、以前の証券が手元になく正確には分けられません。
ただ、代理店型からダイレクト型に変えると、同じ補償でも保険料が下がるのが一般的です(代理店の手数料分が乗っていないため)。補償を絞った分と、ダイレクト型に変えた分。両方が効いて約5.4万円になった、と理解しています。
一括見積りの実際:電話とメールは来ます
これは正直に書いておきたいところです。
一括見積りをすると、各保険会社から電話がかかってきます。わが家は10社ほど見積りを取って、5社くらいから電話がありました。メールも各社から届きます。
しつこいというほどではありませんが、「電話も営業も一切なし」ではありません。わが家は出たり出なかったりでした。出なくても見積りはメールとサイトで確認できるので、困ることはありません。出た電話は、聞きたいことがなければ「検討中です」「他社で決めました」と短く伝えれば終わります。
これを許容できるなら、10社分の見積りを1回の入力で取れるメリットのほうが大きいです。
手順(入力は5〜10分)
- 保険スクエアbang!のサイトで、車の情報(車種・年式・用途)を入力
- 希望する補償内容を選ぶ(ここで「対人対物無制限・人身傷害なし・車両なし」など、先に決めた条件を入れる)
- メールアドレスを登録して送信
- 各社の見積りをメールとサイトで確認して比較
- 決めた会社のサイトから申し込み
乗り換えの手続き
- 開始日は前の保険の満期日に合わせる。三井ダイレクトの申し込み時に開始日を指定できるので、あいおいの満期日(1月末)に合わせました
- 等級は引き継がれます。申し込み時に前の保険会社名と証券番号を入力すれば、あとは保険会社間で確認してくれます(会社によっては証券のコピー提出を求められることもあります)
- 前の保険は、更新しない旨を連絡します(ディーラー経由の契約なら、その代理店に伝えれば終わります)
- 三井ダイレクトは証券不発行(マイページで確認)。紙が減るのは地味に楽です
動き始めるのは満期の2〜3ヶ月前がおすすめです。満期直前だと比較する時間がなく、結局そのまま更新することになります。
乗り換えて8ヶ月:困ったことは今のところなし
2026年1月末に乗り換えて、この記事を書いている9月時点で8ヶ月。
- 事故もロードサービスの利用も、まだ一度もありません(なので事故対応の質は語れません。ここは正直に)
- 補償の変更や車の変更はマイページからできます。「担当者がいないと不安」という声を聞きますが、今のところ困る場面はありませんでした
- 満期の少し前に、更新の案内が来る予定です。そのときの保険料がどう変わるかは、追記します
代理店型の「担当者に電話すれば全部やってくれる」安心感はなくなります。そこに価値を感じる人は、代理店型のままでいいと思います。わが家は、その安心感に年5万円以上は払わない、という判断でした。
まとめ
- わが家の自動車保険は2台で年間55,990円(以前は109,560円。ほぼ半額)
- 残したのは対人・対物無制限、削ったのは人身傷害と車両保険
- 削った分は、高額療養費・傷病手当金・労災・障害年金・生活防衛資金で受ける
- 一括見積りは電話もメールも来る。決めたら「他社で決めました」で終わり
- 手続きは満期の2〜3ヶ月前から
自動車保険は「毎年そのまま更新」になりがちな固定費の筆頭です。まず、自分の保険証券を見て「何に入っているか」を確認するところから始めてみてください。
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