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児童手当の使い道、正解がわからなくないですか。

貯金?NISA?それとも生活費に充てていい?——正直に言うと、わが家も最近まで「みんなどうしてるんだろう」と迷っているだけで、児童手当は生活費の口座に振り込まれたままでした。

でも調べてみると、児童手当は1人あたり総額約234万円にもなる大きなお金。「なんとなく口座にあるだけ」はもったいないと気づいて、わが家なりの答えを決めました。

しかも調べていくうちに、2027年1月から「こどもNISA」という新しい制度が始まる予定だということもわかりました。これが、わが家の結論にけっこう影響しています。

この記事では、①制度のおさらい、②みんなの使い道データ、③2027年から始まるこどもNISA、④迷ったわが家がたどり着いた答え、の順で紹介します。同じように迷っている方の参考になればうれしいです。

📖 この記事でわかること

  • 児童手当の総額はいくらになるか(2026年時点の制度)
  • みんなの使い道【調査データ】
  • 子ども名義のNISAは今は作れない。でも2027年から「こどもNISA」が始まる
  • わが家の答え(全額を箱に隔離+2027年から半分を運用)

そもそも児童手当はいくらもらえる?【2026年時点】

まず現在の制度から(2024年10月の改正で大きく拡充されています)。

対象支給額(月額)
3歳未満15,000円
3歳〜高校生年代(第1子・第2子)10,000円
第3子以降30,000円
  • 所得制限なし(撤廃済み)
  • 高校生年代(18歳の年度末)まで支給
  • 支給は偶数月の年6回(2ヶ月分ずつ)

第1子・第2子の場合、0歳から18歳まで受け取ると1人あたり約234万円(誕生月により多少前後します)。2人なら約468万円。国公立大学の学費をほぼカバーできる金額が、自動的に積み上がっていく計算です。

みんなは児童手当をどう使ってる?【調査データ】

「みんなどうしてるんだろう」が気になって調べたところ、データがありました。厚生労働省の使途調査では:

使い道割合
子どもの教育費44.2%
子どもの生活費33.8%
家庭の日常生活費29.4%
将来のための貯蓄・保険21.8%

教育費と貯蓄を合わせると約7割。子育てメディアの1,001人アンケートでも、約6割が「子どものために貯蓄」と答えています。

一方で、生活費に充てている家庭も3割前後。児童手当はそもそも子育て世帯の生活を支えるためのお金なので、生活費に使うのが悪いわけではありません。ただ、わが家の場合は「使うと決めて使う」のではなく「気づいたら溶けている」のが嫌だったんです。

調べてわかった注意点:子ども名義のNISAは「今は」作れない

「児童手当を子ども名義のNISAで運用すればいいのでは?」——わが家も最初そう考えました。でも、2026年8月現在、これはできません

  • 未成年向けの「ジュニアNISA」は2023年末で新規の投資が終了
  • 2024年からの新NISAは18歳以上しか口座を開設できない

つまり今のところ、児童手当を運用に回すなら親名義のNISA口座で「教育費分」として積み立てることになります。わが家がNISAで教育費をどう考えているかは教育費はいくら積み立てれば足りる?NISAで1,600万円を試算に書いています。

ただ、ここがもうすぐ変わります

【2027年1月〜】未成年向けの「こどもNISA」が始まる予定

2026年度(令和8年度)の税制改正で、未成年向けの新しい非課税制度「こどもNISA」が創設されました。改正法はすでに成立していて、2027年1月1日からの開始が決まっています

項目内容
対象年齢0〜17歳
年間投資枠60万円
非課税保有限度額600万円
投資できる商品つみたて投資枠の対象商品のみ(成長投資枠は使えない)
非課税で保有できる期間無期限
払い出し12歳以降、教育資金など子どものための目的で、本人の同意があれば可能
18歳になったら大人のNISA口座へ自動的に移行

ジュニアNISAとの一番の違いは「引き出せること」

ジュニアNISAが不評だった最大の理由は、18歳まで原則引き出せないという縛りでした。教育費のために貯めているのに、中学・高校でお金が必要になっても手が出せない。これでは使いにくいですよね。

こどもNISAでは、12歳以降なら条件つきで引き出せる方向で調整されています。非課税で保有できる期間も無期限なので、ジュニアNISAのような「期限が来たらどうする問題」もありません。

児童手当との相性がかなり良い

注目したいのが年間60万円という枠です。児童手当は第1子・第2子なら月1万円=年12万円。3歳未満の月1.5万円でも年18万円なので、児童手当を全額こどもNISAに回しても枠は余裕で収まります

「子どもの将来のために取っておきたい。でも子ども名義のNISAがない」——この記事を書くきっかけになった悩みが、2027年にはそのまま解決する、ということです。

こどもNISAの中身は、【2027年開始】こどもNISAをどう使う?ジュニアNISAとの違いと、わが家の月5,000円プランで詳しくまとめました。制度の細かい条件や、わが家がすでに済ませた準備についても書いています。

⚠️ 制度そのものは法律として成立していますが、口座開設の受付時期など、各金融機関の対応はこれから案内されます。この記事は2026年8月時点の情報です。実際に始めるときは、金融庁や証券会社の最新情報を必ず確認してください。

迷ったわが家の答え:全額を箱に隔離して、2027年から半分だけ運用する

調べた結果、わが家はこう決めました。

住信SBIネット銀行の目的別口座に「児童手当」の箱を新設して、いまは全額そこに貯金。2027年にこどもNISAが始まったら、子ども1人あたり月5,000円ずつ——およそ半分を子ども名義で運用に回す。

わが家にはすでに目的別口座の4つの箱(生活防衛資金・お年玉・特別費・車)があるので、5つ目の箱を足す形です。

「貯金かNISAか決めてから動こう」と思っていると、迷っている間ずっと生活費口座で溶け続けます。だから先に「隔離する仕組み」だけ作る。運用に回す分をどうするかは、そのあとで落ち着いて決める——これが、迷った末にたどり着いた順番です。

そして、こどもNISAの存在がこの結論をあと押ししてくれました。いま急いで親名義のNISAに回さなくても、箱に貯めておけば2027年にそのまま原資として使えます。逆に、制度が始まるのを待たずに慌てて動く理由もありません。「箱に入れて待つ」が、いまいちばん無理のない選択だと思っています。

半分を運用に回す理由は「増やしたいから」ではなく「見せたいから」

なぜ全額貯金のままにせず、半分を運用に回すのか。正直、増やしたいからというより子どもに見せたいからです。

こどもNISAは子ども名義の口座です。つまり「自分のお金が、自分の口座で増えたり減ったりしている」のを、子ども本人が見られます。お金は置いておくだけでは増えないこと、投資は増えることもあれば減ることもあること——これは口で説明するより、実物を見せたほうが早いと思っています。月5,000円なら、値動きにハラハラしすぎない金額でもあります。

そして全額は回しません。児童手当は「使う時期がだいたい決まっているお金」でもあるからです。半分を現金のまま箱に残しておけば、途中で必要になったときに手を出せます。増やす練習用と、確実に取っておく用。両方あっていい——これがわが家の落とし所です。

この「まず箱を分ける」だけで:

  • 生活費と混ざって”なんとなく消える”ことがなくなる
  • 「子どものお金がいくら貯まっているか」がいつでも見える
  • 後からNISAに回すときも、原資がはっきりしているので迷わない

ちなみに投資に回す場合の考え方はシンプルで、10年以内に使うお金は現金、15年以上先のお金なら運用も選択肢。ただしそれも、生活防衛資金(わが家は生活費6ヶ月分)が貯まっていることが大前提だと思っています。

まとめ|迷ったら「隔離」だけ先にやる

  • 児童手当は1人あたり約234万円。なんとなく生活費に溶かすには大きすぎる
  • 調査では約7割が「子どもの将来のため」に取っておく派
  • 子ども名義のNISAは今は作れないが、2027年1月から「こどもNISA」が始まる予定(年60万円・総額600万円・12歳以降は引き出し可)
  • 使い道に迷ったら、先に「専用の箱」に隔離だけする。運用に回すかどうかの決断はそのあとでいい
  • わが家はいまは全額を箱に貯金。2027年のこどもNISA開始後、子ども1人あたり月5,000円ずつ(およそ半分)を子ども名義で運用する予定。狙いは増やすことより金融教育

教育費全体の見通しは教育費が不安な人へ(ガイド)にまとめています。わが家と同じく「みんなどうしてるんだろう」と迷っていた方は、まず箱を1つ作るところから始めてみてください。